梅の健康効果、妊婦が酸っぱい梅を食べたくなる理由など

梅-02梅の健康効果は科学的にも解明されつつありますで、梅には大きく分けて、殺菌効果、疲労回復、活力増進効果、血液の浄化効果など広い健康効果があることを述べました。このように梅は体に良い代表的な健康食品で、細かい効果を上げると切りがありません。

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美味しい食べ物は酸性食品

現在の私たちの食生活は砂糖、炭水化物、お酒、肉類、魚、卵など酸性食品といわれる食品が主流になっていると言っても過言ではありません。

これらは全て「おいしい」と思わせ、すぐにエネルギーになる食材です。

食料が不足している時代なら、これらの食材が目の前にあったら、できるだけたくさん食べて、エネルギーを作り、活力を増し、種を維持していく必要がありました。

しかし、現在ではこれらの食材で作られた食品、料理は溢れかえっています。

酸性食品をたくさん食べ過ぎる食生活を続けていると、血流が悪くなります。

そして、体のどこかの具合が悪く調子が悪い、体がだるい、なんとなく活力が出ないというような状態が続くことになります。

アルカリ性食品、梅で中和

健康を維持し活力を増進させるためには、現代人の多くの食生活においては、おいしい酸性食品の大量摂取を抑えて、アルカリ性食品で体を中和し食事のバランスをとらなければなりません。

ここでいう中和とはpH=7の中性にすることではありません、人間の血液pHが7を切ったら倒れてしまい歩けません。

ここでいう、血液の中和とは人間の血液の最適pH値7.35~7.45を維持するために、酸性食品を摂り過ぎて、7.35に近付いた血液pHを7.4付近の値に戻してやることです。(深呼吸をすると、血液中の二酸化炭素が減り、一時的に血液pHは上がりますが、継続できません。)

何の工夫もなく、酸性食品を好きなだけ食べて、体の中で、他の役割のために必要なアルカリミネラル(骨のカルシウムなど)を血液の中和のために浪費してしまっては、いけません。

アルカリ食材(梅、野菜、納豆、酢、そば、味噌など)を食べることによって、中和することが必要です。

梅肉エキス1gと玉ねぎ1200gが同じ効果とは

血液のpHは日常生活ができる人なら酸性食品をかなり食べても大抵、7.35以上ですが、尿のpH値は酸性食品を食べると、pH値が6を切る、酸性の尿になります。これは尿酸の排出がうまく行かなくなり、痛風や尿管結石のリスクが高くなり問題です。

pHが7に近い尿(アルカリ性ではありません)にすると、尿酸が溶けやすくなり、尿から排出されやすくなります。

この血液の中和、尿のpH値を上げるために最も適しているのが梅といわれています。

例えば、酸性の食品の卵黄を100g食べた場合梅干しなら5g、梅肉エキスならたった1グラムで中和されるとされ、同じ効果を得るため、計算では、玉ねぎなら1200g取る必要があるといわれます。

まさに、梅は健康食材の王様ということがいえるかもしれません。

梅のポリフェノールは血圧上昇を抑制

梅に含まれる梅ポリフェノールは血圧上昇を抑制する作用があるといわれています。

ポリフェノールというと赤ワインに含まれるアントシアニン、タンニン(渋味成分)などが体に良いと有名ですが、梅ポリフェノールも有効です。

喫煙、ストレスなどが原因で血管の細胞にはアンジオテンシン2というポリペプチドが増加します。

アンジオテンシン2には心臓の収縮力を高め、細動脈を収縮させることで血圧を上昇させる作用があります。

梅ポリフェノールはこのアンジオテンシン2を除去してくれます。

さらに、梅に含まれるクエン酸はアンジオテンシン変換酵素の働きを抑え、血圧上昇作用のないアンジオテンシン1がアンジオテンシン2になることを抑制します。

梅を食べると血圧下がると判断して良いと思いますが、塩分の強い梅干しを1日に10個以上食べるような極端な方法は逆に梅干しの塩分取り過ぎで、血圧上昇要因になります。

梅干しの塩抜きをする、梅エキスを食べるなど、塩分を摂り過ぎない工夫は必要です。

梅のピクリン酸は肝臓の機能を高める

梅にはピクリン酸という酸が含まれています。

ピクリン酸は、医薬用外劇物に指定されている成分でもあります。強い酸性を示すとされていますが、梅に微量に含まれている量だと、肝臓の機能を高めるといわれています。

肝臓の働きが活発になれば、肝臓病はもちろん、二日酔い、乗り物酔いなどにも効果があるといえます。

お酒を飲む時、梅を一緒に食べると本当に二日酔いになりにくいそうです。

焼酎のお湯割りに、梅干しを入れて飲む方法がありますが、ピクリン酸なんて知らなかった先人の生活の知恵は大したものです。

梅は便秘も下痢も改善

便秘と下痢は相反する症状のように見えます。

梅にはこのように正反対の症状に効く「可逆性」という作用があります。

梅肉エキスに含まれているカテギン酸という物質が胃腸の働きを助け、整腸作用の働きをします。

梅に含まれるこれらの酸は、アルカリ性の腸の中を、短期間酸性にするので、悪玉菌の殺菌効果があり、炎症を鎮め下痢を止めます。

便秘も腸の働きが低下していた時に起こるものなので、梅を食べることによって、酸による大腸への刺激によって蠕動運動を促進させ、解決されます。

2019

梅に含まれるクエン酸はカルシウムと結びついて、腸からカルシウムが吸収されやすくします。

妊婦は胎児の骨の成長のために、カルシウムを補給しなければなりません。

このためカルシウム吸収を助けてくれる、酸っぱいクエン酸が入った食品を本能的に食べたいと思うようです。

梅干しはクエン酸豊富な食べ物で、カルシウムの効率的な吸収にも効果的です。

他にもクエン酸豊富な食品には夏みかん、レモンなどがあります。どれも想像するだけで、唾液が出てくるほど酸っぱいものです。

疲労回復には梅のクエン酸

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