二日酔いにはシジミのオルニチン、タウリンが効く理由とは!

シジミ二日酔いに効くといわれるシジミ、シジミは縄文時代初期から食べられていた健康食材です。

富山県にある貝塚「蜆ヶ森(しじみがもり)貝塚」は縄文時代前期の貝塚ですが、その名の通り発掘される貝殻のほとんどがシジミの貝殻です。

そのなかでもヤマトシジミという種類が8割近くを占めているそうです。

この辺りは富山湾に近く、当時は潟湖があり、シジミが良く取れた地域だったのです。

このように、昔からシジミは日本人の重要な蛋白源、健康食として常用されていました。

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シジミの生息地

かつては日本中の淡水域や汽水域に生息していましたが、捕獲が容易だったこともあり、乱獲され、地域によってはほとんど絶滅してしまった地域もあるようで、漁獲量は激減しています。

現在は漁業組合が漁業権を持って、乱獲を防止して保護しながら、漁獲しているので、乱獲はなくなっています。

シジミの水揚げが多い県は島根県、青森県、茨城県などで、大きな湖がある地域です。

シジミの種類と味の違い

シジミと一口にいってもヤマトシジミ、マシジミ、セタシジミなど国内に限っても何種類か生息していています。

これら3種が日本人の食材として古くから親しまれてきました。

シジミの種類は外観で見分けられますが、その味は、同じ種類のシジミでも生息環境によって、かなり異なるようです。

例えば、現在日本国内の市場に出回るシジミのほとんどを占めるヤマトシジミでも、島根県産のものは味がしっかりしていて、ダシが良く出て、青森県産のものはあっさり味で、酒蒸しなどにむいているとのことです。

外国から入ってきて、繁殖力の高いタイワンシジミはヤマトシジミに近い種類でも、ダシが出にくく、味の点ではもう一つのようです。

シジミの栄養成分

シジミにはオルニチン(遊離アミノ酸)、 タウリン、ビタミンB群、カルシウム、リン、鉄など多彩な栄養素が含まれています。

シジミのオルニチンの疲労回復効果

シジミに含まれるオルニチンは、エネルギー生産と関係深いオルニチンサイクルという肝細胞内で行われる反応に直接作用して、疲労回復を加速してくれます。

我々の体内でエネルギーを作っているのは、細胞のミトコンドリア内にあるTCAサイクル(クエン酸サイクル)です。

TCAサイクルにとって、アミノ酸の代謝や激しい運動などにより生じる、有毒アンモニアはTCAサイクルが円滑に進むことを阻害する物質であることがわかっています。

この有害なアンモニアを、TCAサイクルにとって無害な尿素に変えてくれるのがオルニチンです。

オルニチンサイクルは、尿素回路とも呼ばれるもので、肝細胞内で行われ、アンモニアを尿素に代謝します。

そして、TCAサイクルのエネルギー生産がスムーズに進むように助け、疲労回復を促進します。

シジミのオルニチン、タウリンは二日酔いに効く

シジミのオルニチンは上記のように、体内の有害なアンモニアを無害な尿素に代謝してくれます。

このことはアルコールを飲み過ぎた後の二日酔いとも関係します。

アルコールを飲むと、アルコールは分解途中でアセトアルデヒドという有害物質になります。

アルコール量が少なければ、アセトアルデヒドはすぐ分解されて、無害な酢酸(酢)まで分解され排出されます。

過剰にアルコールを飲むと、アルコールを分解する途中でアセトアルデヒドという有害物質が多量に生成します。

分解時に発生したアセトアルデヒドは、肝臓内でオルニチンサイクルを阻害し、アンモニアの代謝機能を低下させます。

アルコールを多量に飲む人の体臭は、アンモニア臭いといわれるのは、このせいです。

アンモニアが多いと、エネルギー生成のTCAサイクルが阻害され円滑に進まず、体がだるく、何もやる気が起こらない状態になります。

これが二日酔いです。

この時、シジミのオルニチンを外から摂取すると、オルニチンサイクルが活性化され、アンモニアの代謝が促進されます。

その結果、TSAサイクルが活性化され、二日酔い状態が早く改善されます。

さらに、シジミにはタウリンという成分も含まれています。タウリンはアセトアルデヒドの分解スピードを上げ、肝臓への負担を減らしてくれる効果があります。

タウリンは有害なアセトアルデヒドを速やかに分解して無害なアセテートと呼ばれる物質に変化させる効果があります。

シジミのタウリンのはコレステロールを排出

シジミに含まれるタウリンは、コレステロール値をさげ、動脈硬化を予防して、血流をスムーズにしてくれます。

タウリンは腸内で胆汁酸と結びついて、体外へ排出する効果があります。

胆汁酸とは腸内で、脂肪分と結びついて親水性にして、脂肪分が腸壁から吸収されやすくする液で、脂肪を肝臓へ運び、また腸へもどることを繰り返し、循環しています。

胆汁酸はコレステロールが原料で作られます。胆汁酸がタウリンによって排出されると、不足した胆汁酸を作るためコレステロールを消費します。

その結果、体のコレステロールが低下し、余分なコレステロールが原因でおこる動脈硬化が予防されることになります。さらに、血流が良くなり、血圧も低下します。

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