それぞれの人が自分に持っている自分自身のイメージ、セルフイメージは、人間関係や、周囲からどんな扱いを受けるか、そして、その人の将来の地位、年収などにも大きな影響を及ぼすと言われています。
ポジティブに生きることが大切と言われますが、もともとネガティブでセルフイメージが低い人は、簡単にポジティブに変わることはできません。
セルフイメージを高めるためにまず何を始めたらいいのか、考えてみました。
セルフイメージが上がらない原因
私たちを制限していること、これをしたいけどできないとか、これがあるから上手くいかないとか、その原因は色々あると思いますが、本当の原因となる部分があります。
それは「人に自分はどう思われているか」これに尽きます。
・人に悪く思われないか
・恥ずかしいなと思われるんじゃないか
・怒らせてしまうんじゃないか
・変だと思われないか
など、人からどう思われるか、このことなんです。
人の目が気にならなければ私たちは何でも出来ます。本当に何でもできますし、何でも言います。
それなのに、言葉を飲み込んだり、もしくは行動ができなかったりします。
それは何故かと言うと他人がいるからです。
・これを言ってしまったら、相手がいろんなことを思うかもしれない
・行動を不快に思い自分に対して何か態度で示すかもしれない
・言葉で返すかもしれない、
・行為で何かするかもしれない、
・心の中でずっと何か思いながら自分に接してくるんじゃないか
とか、色々パターンがあると思いますがどれも同じです。
人からの評価ばかりが気になるのです。これがセルフイメージを下げる原因です。
セルフイメージはいつ作られるか
私たちが生まれてから現在に至るまで様々な経験をします。過去に自分が経験したすべての出来事からセルフイメージは作られます。
特に子供の頃の経験はセルフイメージに大きく影響します。
子供の頃「あなたは頭がいいね、賢いね・・・」と言われていればその人は大人になっても「自分は頭が良い」というセルフイメージを持っています。
「運動神経が良い」と言われていれば、ほとんど運動しない老人になっても「自分は運動神経が良い、今はさぼっているだけ」というセルフイメージを持っています。
これらはポジティブなセルフイメージでいいのですが、ネガティブなセルフイメージを子供の頃に植えつけられるケースも少なくありません。
親に何かを訴えた時、あれはダメ、これもダメと否定され続けていると、「自分は何を言っても取り上げられない」というセルフイメージができてしまい、大人になっても自分を主張できない、主体性のない人間になってしまいます。
自分は大人なのにきちんと伝えられない、周囲の人に分かってもらえないってことになります。
自分の思ってる事とか感情とか伝えられない、そうしたら人間関係もうまくいかないし、お互い分かり合えないということが多くなります。
そうすると人の目が気になるようになります。
伝えてないから、伝えられてないから、相手がどう思ったかっていう所にばっかり意識に行くのです。これが原因で人の目が気になります。
人の目が気になるからすごく人間関係苦労したりして、セルフイメージが高まらないのです。
セルフイメージを高める行動
相手がどう思っても自分が何も感じなければ人の目なんて気になりません。
周囲の人の自分への対応によって自分はどんな感じになるか、どんな気分になるかっていうのが嫌で 人の目が気になるのです。
どうすればセルフイメージを高められるのか、たった一つ大事なことがあります。
それは、行動することです。自分を伝える練習をすることです。
どうせ無理だとか、聞いてももらえないから、言おうという気にもならないとかいう気持ちをまず捨てて、自分を伝える練習、行動をすることが大切です。
大人になったら周囲の人も大人です。相手の人は親のようにすぐ「ダメ」とか言いません。
あなたを理解しようとして、一生懸命話を聞こうとしてくれる人も少なくありません。
一番今しないといけないのは、ほんの少しの積極的な行動、自分の気持ちを伝える練習なんです。
これを行えば、うまくできるようになれば自信がつきます。
そして人に分かってもらえます、すると人間関係がスムーズになります。
周囲の人は自分のことを理解してくれていると思うと、他人の目が気にならなくなります。
そして、自分が本当に思っていることができるようになり、だんだん自信が大きくなって、少しづつセルフイメージが高くなります。