この記事は「最新ダイエット|中性脂肪が高いリスク、新糖質制限法」の続きです。
楽して脂肪が減らせる、そんな夢のような方法が本当にあるというのです。
「主治医が見つかる診療所 最新!脂肪の減らし方!食べながら楽して脂肪燃焼SP」(2018年5月24日放送)では、楽して脂肪が減らせる、そんな夢のような方法をどんどん紹介してくれました。
これまでに、
・コンビニでの買い物の仕方を、脂肪をより燃焼させやすくする方法に改善する指導や、その最新の脂肪燃焼方法を実践して、40kg以上ダイエットした人。⇒最新ダイエット|コンビニの食事で脂肪を減らす方法
・脂肪をより燃焼させやすくする、ファミレスでの食事の仕方、脂肪を減らしやすい食べ物、「内臓脂肪の見える化」などを紹介。⇒最新ダイエット|ファミレスの食事、内臓脂肪見える化で脂肪を減らす方法
・さらに、もうひとつの脂肪、中性脂肪に注目し、その特徴さえ知っていれば、嫌な中性脂肪も食べながら楽に減らせることができるということを示唆しました。⇒最新ダイエット|中性脂肪が高いリスク、新糖質制限法
この記事では、糖質である炭水化物を、斬新な方法で「もどきご飯」などに置き換える、新糖質制限ダイエット方法を紹介します。
指導してくれるのは、御茶ノ水整形外科 機能リハビリテーションクリニック院長 整形外科 銅冶英雄先生です。
<この記事の目次>
◆最新の糖質制限|もどきご飯ダイエット
先生が実践している食べながら脂肪を減らす方法とは、大好きなご飯を「もどきご飯」に置き換えることだったのです。
「これは、誰にでもできる簡単な方法です。誰にでもできます。」
腹ペコ俳優 内山信二さん36歳でも可能なのでしょうか。
「本当にあるんだったらやりたいですよ。29個歩いたら腹減るんです。ニクが好きなんです。」と芸人らしからぬ下手な冗談を言っています。
果たして、先生のお勧め、「もどきご飯」はこの食いしん坊を満足させられるのでしょうか。
銅冶先生のもとを訪れた内山さん、
「どんだけお腹いっぱい食べても、痩せるっていう方法があるそうですね。」
「あるルールを守れば、どんだけ食べても大丈夫です。」
実際に、先生にそのメニュー作ってもらいます。
もどきご飯を作っている間、どんな料理かわからないように、内山さんに目隠しをして待ってもらいました。
そして糖質制限の常識を覆すもどきご飯が登場、
一見、それは牛丼です。
「これならいくら食べても大丈夫」と銅冶先生。
牛丼のごはん部分に仕掛けがあるようで、内山さんが食べてみると、
「米じゃない、なんかの野菜ですか?」
「それはカリフラワーです。カリフラワーもどきご飯です。カリフラワーっていうのは糖質が少ないんですよ、ご飯の1/10くらいしかないので、これだったらいくら食べても脂肪は増えないです。」
そう、もどきご飯の正体はカリフラワー、糖質はご飯の1/10以下なんだとか。
もどきご飯によるダイエットは、糖質制限はしながらも、ご飯を食べた時のような満足感があり、ストレスを感じにくいと言います。
「これ何年ぐらい食べ続けてるんですか? 」と内山さん、
「10年ぐらいです。本当のご飯は何て言うんですかね、私が食べるものじゃないもの、他の星の人が食べてるようなもの、みたいな感覚になってきたんですね。」
◆もどきご飯の種類とレシピ
カリフラワーのもどきご飯の作り方を紹介します。
カリフラワー1株を、小さい房に切り分け、沸騰したお湯に入れて、約2分間、固めに茹でます。
後は、細かく刻むだけです。カリフラワーがご飯粒に見えるように、米粒大の細かいみじん切りにしていきます。
これで、カリフラワーのもどきご飯の出来上がりです。パッと見、ご飯に見えなくもないという感じです。
カリフラワーのもどきご飯、時間のある時にまとめて作っておき、1食分ごとにラップで小分けして、冷凍しておけばいつでもすぐに使えてとても便利とのことです。
実は、もどきご飯の材料はカリフラワーだけではないのです。
「例えば、もやしとか、チーズとか、きのこ、こんなものを私を使ったりしますね。」
木綿豆腐をフライパンで炒ると、豆腐のもどきご飯に、エリンギをオリーブオイルで炒めてから刻んだ、エリンギもどきご飯、そして、モッツァレラチーズを細かく刻んだもどきご飯など工夫次第です。
マッシュルーム、エリンギ、おから、キャベツ、モツァレラチーズ、カリフラワー、 卵、豆腐、もやし、
銅冶先生は、この9種類のもどきご飯を、その日のおかずに合わせて使い分けているそうです。
◆お勧めもどきご飯料理ベスト3
銅冶先生がおすすめの、絶品もどきご飯料理ベスト3です。
第3位は、先ほどのカリフラワーのもどきご飯を使った牛丼。残る2位と1位は何でしょうか。
第2位はキムチチャーハンです。
「これは、何を使ったもどきご飯かわかりますか?」と言われて、内山さんが試食すると、「うまい!」と驚きます。
それもそのはず、ご飯の代わりに使っているのは、炒り卵です。
炒り卵のもどきご飯とキムチチャーハンの作り方は、
1人前に卵4個ぐらい使います。
卵の食べ過ぎと心配になりますが、大丈夫です。近年 厚生労働省も、卵の上限値を撤廃しました。
卵をたくさん食べても、コレステロール値が上がらない人が多くいることが、分かってきたのです。
厚生労働省の発表によると、健康な人ならば、コレステロールを制限しなくても良いとのことです。
卵四つ分の溶き卵をフライパンに落としたら、火を加えます。
この時、大切なポイントがあるといいます。
「 強火で焼いてしまうと、塊が大きくなってしまいます。できるだけ弱火でかき混ぜながら焼いていく、これが大事です。
長年、研究に研究を重ねた結果です。箸を使って弱火で素早くかき混ぜることで、よりお米に近い仕上がりになるとわかったのです。」
作り方のポイントは、たったこれだけです。銅冶先生特性、炒り卵のもどきご飯は完成です。
そのままでも美味しい、炒り卵のもどきご飯ですが、銅冶先生の一押しはやっぱり、キムチチャーハンなんだそうです。
炒り卵のもどきご飯を、ご飯に見立てて、後は、キムチなど通常のキムチチャーハンと同じ食材を入れてチャーハンを作れば完成です。
いよいよ第1位は・・・ピザです。
出てきたピザ、なんと、このピザの生地は糖質が少ない”ある食材”でできているんですが、何で作ったかわかりますか?、内山さん試食して、すぐに分かりました。
正解は油揚げでした。
そのピザの生地は小麦粉ではなく、油揚げで出来ていたのです。
「すごい食べ応えあるから、満足感がすごいですね。」
「そうですね、やっぱりタンパク質と脂質が十分入ってるんで、満足感が高いです。」
と銅冶先生が言われます。
今まで、いろいろな番組で、もどき料理を食べてきたことがある内山さんですが、正直言って 一番美味しいと言います。
もどきピザの作り方を教わりましょう。
一番のポイントは、生地に使う油揚げの下準備です。
これを開きやすくするために、さい箸でコロコロ圧迫していきます。そして3辺を包丁で切ったら、ゆっくり開きます。
フライパンに油揚げをのせ、その上にお好みで、シーフードミックスやチーズをトッピング、後は、中火で3分ほど焼けば、油揚げを使ったもどきピザの出来上がりです。
ということで、絶品もどきご飯料理ベスト3、第1位は、油揚げを使ったピザでした。
内山さん、牛丼、チャーハン、ピザと、通常なら絶対太る料理を、立て続けに食べたら大丈夫か心配しています。
先生は、「大丈夫、大事なのは、主食の炭水化物をいかにもどきに変えるかです。」
内山さんの感想は、
「 大体こういう企画の時は、味が薄くてあまり美味しくないんですが、もどき料理は これ本当に味が濃くて美味しいんです。」
◆もどきご飯、主治医の評価、脂肪を減らす食べ物
スタジオに、もどきご飯のを考案をされた銅冶先生登場です。
「今日も、もどきご飯を召し上がって来られたってことなんでしょうか?」
「新鮮なレタスが手に入ったので、レタスチャーハンを卵もどきご飯で作りました。」
グルメリポーター内山さんも大絶賛した、もどきご飯料理を出演者も試食しました。
1品目はカリフラワーのもどきご飯で作った牛丼。
2品目は炒り卵のもどきご飯で作ったキムチチャーハン。
「彩りも良い、栄養価も高い、非常に工夫されていて常識を覆しますね。」と、他の主治医の皆さんも大絶賛です。
最後は油揚げのもどき生地で作ったピザ。
出演者から、ナンバーワンの評価が上がりました。
もどきご飯以外にもあります。主治医イチオシの脂肪を減らしてくれる食べ物です。
姫野先生おすすめは、もどきご飯ならぬ、「もどき麺」、それはシラタキです。
「シラタキで、野菜をいっぱい入れて、お肉を入れて、煮てから食べるとラーメン風になります。本当にラーメン食べてるような感じがあるのでこれも進めかなと思いますね。」
姫野先生のおすすめは、麺の代わりに、しらたきを使う方法です。実は、しらたきには100gあたり0.1gと糖質がほとんど含まれていないんだそうです。
ポイントは、野菜や肉などの具材をたっぷりトッピングすること。これで栄養バランスもバッチリな低糖質なんちゃってラーメンの出来上がりです。
続いて、秋津先生からは、「脂肪は油で落とす」という斬新な考え方です。その油とは、
「オメガ3の油です。これも中性脂肪を下げる働きがあるんですね。
毎日1800mg、大体、大さじ一杯ぐらいですかね、摂り続けてると冠動脈疾患、心臓の病気のリスクがしっかり下がった、という日本初の報告もあるんです。
えごま、亜麻仁、サチャインチオイル、そんなものを、毎日いろんな食べ物に少しずつ入れて摂るのがおすすめです。」
秋津先生のお勧めは、身体に良い油として近年話題の「オメガ3」、代表的なものではエゴマオイルや亜麻仁オイルなどがあります。
このオメガ3には中性脂肪を減らす効果が期待できるため、1日大さじ一杯を目安に摂るのが良いそうで、毎朝の味噌汁にかけてみたり、サラダのドレッシング代わりに使ってみてはいかがでしょう。
というわけで主治医イチオシの食材はしらたきで作るもどき麺、オメガ3オイルを毎日大さじ一杯でした。
どれか一つでも気になったものを試してみてはいかがでしょうか。
このように、食材の選び方や食べ方に気をつければ、食べながら無理なく脂肪を減らすことができるんです。
<参考>
今回、出演者の皆さんが、内臓脂肪と中性脂肪検査したのは、
健診会 東京メディカルクリニックです。
様々なメニューの中から、自分に合ったものを選んで検査できます。
・スタンダードドッグ 33000円(税込み)
・胸腹部ドッグ 47000円(税込み)
・脳ドック 39800円(税込み)
自分の体が気になるという方は、一度受診してみてはいかがでしょうか。