この記事は「良質な睡眠|イビキ、睡眠時無呼吸症候群の改善方法」からの続きです。
名医のTHE太鼓判!(2018年6月25日放送)では、最強の睡眠を教えますということで、隠れ疲労、イビキ、睡眠時無呼吸症候群などを改善する方法を紹介してくれました。
前記事では、イビキや睡眠時無呼吸症候群の例を取り上げ、それらを改善する方法などを紹介しました。
この記事では、疲れにくい体を作る最強食材を求めて、それを食べて実践しているひとがどれだけ疲労度が少ないか、普段食べているレシピなどを紹介します。
<この記事の目次>
◆夏バテ防止最強食材レモン
”疲れは睡眠でしか回復できない”ということですが、そもそも疲れにくい体を作るにはどうすればいいのか、疲れにくい体を作る最強食材見つけました。
人は疲れを感じた時、何を食べたくなるのでしょうか。
お肉、辛い刺激のあるもの、ショウガ、根菜類、人参とか、人それぞれあるようです。
そこで、良い睡眠が取れず、疲れが溜まっているという、58歳の女性、鈴木さん、56歳の男性、亀山さんにあるものを食べてもらいました。
まずは疲労度チェック、検証前の疲労度年齢は、二人とも70歳の判定でした。
疲れがたまっているようです。
しかし一週間後、再び検査をすると、鈴木さん56歳、亀山さん63歳と、疲れが改善されていました。
改善されていた理由は、一週間食べ続けた黄色いあれのおかげでした。
夏バテしやすい、この季節にうってつけの最強食材はレモンです。
レモンにはクエン酸という物質が含まれています。
「クエン酸というのは疲労を予防する効果が非常に高いですね。」
石井一久さん、
「レモン食べます。あの少年野球とかでも、レモンと蜂蜜を入れて食べます。」
◆レモン農家、驚きの疲労知らず
ならば、レモン農家の方は疲れ知らずなのでしょうか、検証です。
レモンの産地として知られる広島県 大崎上島、
レモン農家、岩崎太郎さん44歳を取材しました。
夏はグリーンレモンの季節です。旬が来ると一面お馴染みの黄色いレモンが実をつけます。
岩崎さんの気になる健康状態は、聞いてみると、
「風邪もあまりひきません。朝起きた時も、寝起きも快調です。」
とのことでした。
やはりレモンが元気の秘密なのでしょうか。
44歳の岩崎さん疲労年齢を測ってみると、驚きの結果が出ました。なんと20歳でした。
睡眠科 梶本先生によると、
「 自立神経機能年齢が二十歳になるというのは、かなり自立神経機能が高いままで維持されている、ということなんですね。非常に稀なケースで実際にお若いと思いますね。」
驚異のレモンパワー、レモン作りのプロは、どのようにレモンを食べているのでしょうか、冷蔵庫の中に疲れ予防の秘密を発見しました。
夏バテに最適な疲れ知らずの最強食材レモン、こちらはレモン農家岩崎さんのお宅、冷蔵庫の中には何やらびんが並んでいます。
「左からレモンシロップ、真ん中が塩レモン、端っこがレモンのスカッシュベースです。」
・レモンシロップはヨーグルトやパンにかけて味のアクセントに使います。
・塩レモンはさわやかなレモンの香りと、深みのある旨味が特徴の万能調味料です。
・スカッシュベースは、炭酸で割ってレモンスカッシュなどの飲み物になります。
◆レモン農家直伝、レモンパワーレシピ
レモン農家おすすめ、レモンパワーレシピ です。
鶏胸肉のレモンサラダ
・まずシリコンスチーマーを用意します。
・そこに、レモンをスライスして敷き詰めます。
・薄く開き、塩コショウした鶏胸肉を置いて
・肉の上にまたレモンスライスを置き、鶏肉をレモンで挟み込みます。
・電子レンジで5分間加熱
・火が通ったら粗熱を取ります。
待っている間にレモンドレッシング作りです。
・塩レモン大さじ4杯に、オリーブオイル大さじ4杯、そこにレモン半分の果汁を加え、さらに、鶏肉の蒸し汁を加えて、かき混ぜレモンドレッシング完成です。
・蒸し鶏を一口サイズに切って、温野菜に乗せます。
・そこに酸味のきいたレモンドレッシングをかけます。
鶏胸肉のレモンサラダの完成です。
この料理、疲労予防に効果はあるのでしょうか。
管理栄養士 浅野まみこ先生によると、
「レモンクエン酸と、あと鶏胸肉の中にもイミダペプチドという疲労予防物質が含まれてるんですね。ですので合わせて摂ることでより、疲労予防には効果的な食べ方だと言えると思います。」
鶏胸肉のレモン蒸しに、レモンドレッシング、夏バテ予防にも最適だと言うというわけです。
疲れ予防のレモン料理、まずはレモンドレッシングから召し上がれ。
スタジオでレモンドレッシング味見してみると、
「そんなに酸っぱくなくて美味しい。」と好評でした。
レモンコロッケ
続いてレモンコロッケのレシピです
炒めた鳥のひき肉と玉ねぎ、茹でたじゃがいもを合わせたら、ここにあるものを混ぜるのだが、なんと小さく刻んだレモンの皮、
「皮は、このままだとすごい苦いんですよ。」
レモン農家の美味しい技
水を張ったお鍋に皮を入れて、火を入れます。
沸騰したら濾して、これを3回繰り返すと、苦味だけが大部分と抑えられ、皮の風味はそのまま皮までちゃんと美味しく食べられます。
レモンの皮にはどんな効果があるのでしょうか。浅野まみこ先生によると、
「レモンの皮にはヘスペリジンが含まれるんですね。」
ヘスペリジンとは、冷えやむくみの改善効果が期待でき、疲れをケアしてくれるといいます。
苦味を取ったレモンの皮を、先ほどの種と合わせ、カラッと揚げれば、レモンコロッケの完成です。
旦那さんが大好きだというレモンコロッケの味は、旦那さん曰く、
「そこまでレモンレモンしていないのに、最後にレモンが残っているという、アッサリ感が非常に良いです。とても食べやすいです。何個でも食べられるという感じです。」
このレモン料理を梶原先生に見ていただくと、
「いいですね。1日に必要なレモン2個分、十分に含まれてますよね。」
レモン2個分とはグラス1/3およそ80mlのレモン汁に相当します。
「1日に2700mgのクエン酸を、約2週間摂取して頂いた時にですね、疲労が予防できるということが実証されてます。」
レモンの皮が入ったレモンコロッケ、ソースはつけずにいただきます。スタジオの試食でも大好評でした。
「睡眠の質を改善する、正しい入浴法とは」に続きます。