誰かに傷付けられるようなことをされたり、
他人と自分を比べて劣等感を感じたり、
物事が自分の思うようにいかなかったり、
相手に思いが伝わらず裏目裏目に物事が進んでしまったり、
人生には辛くて落ち込んでしまいそうになることが時々起こります。
そんな時に、気持ちを持ち上げてくれる言葉があります。言葉によって気持ちを切り替えて、次の一歩に踏み出してください。
心配するな、なんとかなる
室町時代の禅僧一休宗純(一休さん)の言葉です。
一休は6歳で仏門に入りその才能は少年時代から評判が良いものでした。
反骨精神旺盛で権威を嫌い、庶民の中で生き抜いた一休、戒律や形式にとらわれず人間臭さに満ちた生き方は人々に愛されました。
一休は晩年に、天皇の勅命により京都大徳寺の再興に尽力しました。
再興半ばで一休がなくなる時でした。弟子たちにある書を渡しました。
「今後お寺がどうにもならないほど困った時にはこれを開けなさい。」
そして一休の死後、お寺の経営は何度も困難に直面しました。
「もうだめだあの書にすがるしかない。」
そう言って、弟子たちはその書の封を開けました。
するとそこに大きく書かれていたのは
「心配するな、何とかなる」
その言葉に大笑いし、気持ちが軽くなった弟子たちは、その後寺を再興することができたといいます。
良い経験をしたな、終わったことはそう思うしかないんだよ
化粧品や健康食品を販売している銀座まるかんの創業者斎藤一人さん。
1993年から毎年納税者番付上位にランクインしている斉藤さんは、中学を卒業後様々な職を経験してきました。
その成功の秘訣は楽天的な思考です。
斉藤さんは「いつも楽しい」と口に出していれば本当に人生が好転するのだといいます。
斉藤さんには楽天的な思考から生まれたたくさんの名言があります。
「明日良いことがあると思ってごらん。今幸せになるよ。」
「仕事は遊びだからこそ一生懸命やる。」
そして、斉藤さんが何かに取り組んだ時、その結果が良くても悪くてもいつも自分に言い聞かせる言葉があります。
「良い経験をしたな。終わったことはそう思うしかないんだよ。」
人生は死ぬまでの暇つぶしだ・・・
島田洋七さんのベストセラー小説「佐賀のがばいばあちゃん」 の中の言葉です。
親元を離れた洋七少年が、佐賀のがばいばあちゃんと暮らす貧乏生活の中で、生きる知恵を学んでいきます。
その時々にばあちゃんが語る言葉
「人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。」
「人間は死ぬまで夢を持て。その夢が叶わなくても所詮夢だから。」
洋七少年はプロ野球選手を夢見ますが、練習中に肘を故障、夢が無くなり落ち込む孫に、がばいばあちゃんが言った言葉、
「人生は死ぬまでの暇つぶしだ。いろんな仕事をして死ぬまで暇をつぶせ。仕事はいいぞお金をもらえる最高の暇つぶしバイ。 」
七転び八起きやめてみる・・・
書家御木幽石さんが記した言葉、福岡県小倉で活動する御木さん、そのモットーは人に安らぎを与え、笑顔にする言葉を書くことです。
「ほっと一息、たまには何にも考えない。」
「感謝の心があなたの笑顔を素敵にします。」
「無駄なことなんてないよ。今までの全ての経験が今のあなたを作っているんだから。」
そんな御木さんの書には必ずふりがながふられています。
何故かというと、ある日御木さんは小学生の子供が自分の書を見てくれていることを知ったからです。
頑張っている人に無理をしてほしくないという思いを込めて、特に癒されると評判なのがこの言葉です。
「七転び八起きやめてみる。そんなに起き上がったら疲れちゃうから。 」
幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんだ
元ブルーハーツの甲本ヒロトさんの言葉です。
彼の歌詞には生きる喜びや苦しさが飾り気のない言葉で書かれています。
それは壁にぶつかり悩む人達への応援メッセージ になります。
「幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんだ。」
「落ち込むのと失望は違うんよ。だって、落ち込んでても夢や愛は信じとるもん。」
「生活と人生は違う。質素な生活、豊かな人生。」
「売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ」
「言いたいことは言う、 その時は心を込めて言う。」
「みんなで盛り上がることをするな!お前が一番盛り上がれ!」
「“楽しい”と“楽”は違うよ “楽しい”と“楽”は対極だよ。楽しいことがしたいんだったら 楽はしちゃダメだと思うよ。楽しようと思ったら 楽しいことはあきらめなきゃダメだね。」
「何が正しいかなんてわからんでしょ。俺が死んでも答えは出んよ。そんなら好きだと思う事やるしかないんじゃないかなあ。」
「例えば、マッチを1回擦るだけでもいいんですよね。何かをやろう!ってする瞬間があるじゃないですか、やり始める、それだと思うんですよ。」