オリーブオイルの健康、肌すべすべ効果

オリーブオイルオリーブの原産は北アフリカといわれ、紀元前3000年くらいには地中海沿岸ヨーロッパに伝わり、栽培されていました。

日本には19世紀中ごろ伝わったといわれていますが、小豆島などで栽培が盛んになったのは戦後になってからです。

オリーブオイルは食欲をそそる香りがあり、コクがあるのに、さらっとしていて、胃にもたれないのが特徴です。

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オリーブオイルを使う南西ヨーロッパは心疾患が少ない

スペイン、イタリア、ギリシャなどの国では、オリーブオイルを使わない料理がないというほど盛んに使われています。

これらの国を含む南西ヨーロッパは北東ヨーロッパと比べると心疾患(心臓病)での死亡率が5分の1以下と、格段に低いといわれています。

食生活の違いなど、いろいろな原因が考えられますが、一つには南西ヨーロッパではオリープオイルをたくさん使っているからではないか言われています。

特に国民平均のオリーブオイル使用量が1日に約100gと多い(日本10g以下)ギリシャは南西ヨーロッパの他の国に比べても心臓病での死亡率が 格段に低い国といえます。

心疾患(心臓病)での死亡率の比は日本を100とすると、アメリカ800、ギリシャは10以下というデータもあるそうです。

日本の数値も、他の欧米諸国と比べるとかなり低い数値なのですが、ギリシャの数値は驚異的です。

オリーブオイルのカロリーは大さじ一杯で110kcalくらいです。体に良いとはいえ、脂質で高カロリーなので、食べ過ぎには注意が必要です。

オリーブオイルのオレイン酸、血液サラサラ効果

オリーブオイルの主成分はオレイン酸という不飽和脂肪酸です。オレイン酸は菜種油、ひまわり油などの成分でもあります。

脂肪酸は炭素同士の二重結合が何個あるかで分類され、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸などとよく分類され、この分類方法は有名です。

飽和脂肪酸は動物性油脂に多く、悪者のように言われますが、炭素結合が飽和していて、二重結合がなく安定なので、融点が高く、変質しにくい安定な脂質です。

よって貯蔵用の脂肪として使われ、人間は体内で合成できます。

飽和脂肪酸は融点が高く、体内で固くなりやすく、摂取し過ぎると血液の粘度を高めドロドロにして流れにくくします。

さらに、中性脂肪や悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の合成を促し、これらが血管壁に入り込み、動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病につながります。

しかし、飽和脂肪酸が不足すると血管が弱くなるなど別の弊害が出てくるので、適度に摂取する必要はあります。

不飽和脂肪酸をもう少し細かく分類すると、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があります。

有名なのは、必須脂肪酸といわれ、人間が体内で作れない多価不飽和脂肪酸です。

サラダオイルなどのリノール酸(分子中に炭素二重結合2個)、α-リノレン酸(二重結合3個)、青魚の脂質として注目されているDHA(ドコサヘキサエン酸、二重結合6個)、EPA(エイコサペンタエン酸、二重結合5個)などです。

炭素二重結合が何か所かあり、融点が低くサラサラですが、安定性が悪いという性質があり、保存しておくと徐々に酸化して変質していきます。

この多価不飽和脂肪酸には血液をサラサラにして、悪玉コレステロールを減らす作用がありますが、同時に善玉コレステロールも減らしてしまいます。よって多価不飽和脂肪酸は大量に摂取しすぎると副作用もあるといわれています。

オリーブオイルのオレイン酸は一価不飽和脂肪酸です。

一価不飽和脂肪酸とは脂肪酸分子の中に炭素の二重結合が一か所だけある不飽和脂肪酸です。

また、飽和脂肪酸と同様に人間の体内でも合成できます。よって、必須脂肪酸ではありません。

このように、オレイン酸は飽和脂肪酸に近い性質もあり、変質しにくく安定性が高い性質も持っています。

さらに、多価不飽和脂肪酸に近い性質も持っていて、悪玉コレステロールを低下させる効果もあります。そして、一価不飽和脂肪酸は善玉コレステロールは低下させず、むしろ増やすといわれています。

そのため、大量摂取の副作用が出にくく、ギリシャ人の心臓疾患が少ないことの要因になっているのではないかと考えられます。

また、「オリーブは万能薬」という教えを信じ、オリーブオイルを毎日スプーン6杯のみ続けて自らの心臓疾患を治したユダヤ人医師もいるようです。

これもオリーブオイルの過剰摂取に近い方法と思われますが、副作用はなかったようです。

オレイン酸は便秘にも効く

オリーブオイルのオレイン酸は小腸では吸収されにくく、大腸まで届きます。

オレイン酸は大腸で便に混じって、便を柔らかくして、滑りをよくしたり、大腸を刺激して蠕動運動を活発にしてくれます。

肉食が多く便秘がちなヨーロッパ人には、オリーブオイルを副作用のない下剤として飲んでいる人も少なくないようです。

オリーブオイルの美肌効果

オリーブオイルにはオレイン酸の他に、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンBなども含まれており、皮膚につけると組織に素早く吸収されやすく、皮膚に同化し皮膚を守る役割をします。

肌荒れの時には、オリーブオイルを使ったパックがよく効きます。洗顔した後、オリーブオイルでマッサージし、蒸しタオルで顔を包みますと肌がすべすべになります。

入浴した後には、全身にオリーブオイルを塗ってマッサージしても効果があります。オリーブオイルの効果で新陳代謝が促進され、筋肉の疲労が取れ、皮膚にツヤが出てきます。

オリーブオイルで肌マッサージ

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