クレソン、その生命力とイソチオシアネートとは

クレソン-ガン予防-01日本人の死亡原因第1位、年間およそ37万人の人が亡くなり、しかもその数は年々増えているという恐ろしい病ガン。

なんと、この人類の敵ガンを予防する効果が期待できる食べ物があるというのです。

「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 名医が認めた医食同源SP」では、ガンを予防する大きな効果を持つ可能性がある、比較的身近な食材を取り上げ、紹介してくれました。

この食材は野菜で、胃がん、大腸がん、乳がんなど様々なガンを予防する可能性が示唆されている、画期的な比較的身近な食品だと言います。

<この記事の目次>

◆クレソン|がん予防を期待できる野菜 >>

◆クレソン|強力な抗酸化作用 >>

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◆クレソン|がん予防を期待できる野菜

早速その食べ物に注目する名医のもとを訪ねました。

訪れたのは疫学調査を中心に、がんの予防医学を研究するがん予防のエキスパート、愛知県がんセンター研究所 遺伝子医療研究部 部長松尾恵太郎先生です。

さて、先生の注目するその食品とは、

「非常に栄養価が高いということで注目されている野菜なんですけれども、あのそれだけではなくて、がんの予防する効果が期待できる物質が入った、注目の野菜なんですね。」

ガン予防が期待できる食べ物とは、実は野菜だと先生は言うのです。

早速、私たちはその野菜が日本一多く作られているという場所へ向かいました。

向かった先は山梨県です。日本で流通しているその野菜の、およそ4割のシェアを誇る県なのですが、実はそのほとんどが、この山間の小さな集落、南都留郡道志村で生産されているというのです。

人口は1800人ほど、山梨の中心甲府から車で1時間半、四方を山で囲まれた自然豊かな村です。

町の真ん中を流れる道志川、山からの清らかな水の流れで、夏は鮎釣りが盛んに行われています。そんな水の郷、道志村で育まれるがん予防の野菜とは何なのか。

早速、農作業をしている男性を発見、この田んぼが、目指す野菜を作っている場所なのでしょうか。

すると、何やら草のようなものを水田に、無造作に投げ捨てています。これは一体なんでしょう。

どう見ても植えるというより、投げ捨ててますが、こんな乱暴な植え方で育つ作物の正体とは。

それは、付け合わせに使われる西洋野菜のクレソンです。

実は、このクレソンこそ、様々ながんの予防効果が期待できる野菜だったのです。
それにしても、こんな植え方で本当にちゃんと育つのでしょうか。

実は、クレソンは繁殖力がとても強い植物で、水田に投げておくだけでも、なんと、1日で、白いひげのような根が生えてくるのです。

そして投げ入れた時は横になっていた茎の先端も、元気に起き上がり始めます。2週間もすれば、クレソンが生い茂り、一面青々とした田んぼになり、あっというまに収穫の時期を迎えるのです。

道志村では5月から6月にかけて、クレソンを植え始め、10月末ごろまで、収穫を繰り返すといいます。

クレソンの栽培に欠かせないのはきれいな水です。道志川の清流は、その綺麗な水がクレソンの一大産地にしてくれているのです。

クレソンを水田に投げ入れていたのは、クレソンを栽培して35年という、諏訪本次のりさん、御年81歳です。

諏訪本さんも、クレソン栽培には道志川の清く美しい水が欠かせないといいます。
「田んぼの水も飲めるほど綺麗なんです。そこで育ったクレソンも、その場で生のまま食べても、安全でおいしいわけです。」と自慢げに語ります。

◆クレソン|強力な抗酸化作用

ではなぜこのクレソンに、がんの予防効果が期待できるのでしょうか。

再び、松尾先生に伺いました。

「クレソンはアブラナ科野菜の中に入ってるんですけど、これらの野菜の中には、イソチオシアネートっていう抗酸化作用を持つ栄養素というのが入ってるということが知られてます。」

イソチオシアネートとは、ダイコン、ワサビなどの野菜にも含まれる辛味成分の一つです。

このイソチオシアネートが体内に入ると、その働きによって、体内で作られている抗酸化物質が大量に作られ始めます。

すると、その抗酸化物質が、全身の細胞内にある有害な活性酸素を無毒化、その結果、ガンの発生を抑制してくれると考えられているのです。

事実、がん研究の世界的権威、国際がん研究機関(IARC)の発表にも次のような一文があります。

「ブロッコリー、キャベツ、クレソンなどアブラナ科野菜はがんのリスクを減少させる。」

世界的にもその効能が示唆されているのです。

イソチオシアネートは、アブラナ科の野菜に特に多く含まれている成分ですが、中でもクレソンに注目する訳は、その含有量にあります。

100gあたりのイソチオシアネートの量(μmol)が、

クレソン:81.3、ブロッコリー:38.6、キャベツ:27.5、カリフラワー:11.6
とアブラナ科の野菜の中でもクレソンがダントツなのです。

クレソンを日々食べることで、ガンに強い体を作ることができると考えられるのです。

では、1日にどれくらいのクレソンを食べればいいのでしょうか。実は量に関しては今の段階では明らかになっていません。

しかし定期的に摂取すれば効果が期待できるようです。
(注:クレソンの過剰摂取が腎機能障害を引き起こすという報告もあります。美味しく食べられる範囲で摂取してください)

でもクレソンといえばステーキなどの脇に、生のまま添えられるもの。そんなによく食べるイメージはありません。

しかし、クレソン農家の方にとって、クレソンは脇役ではなく主役、毎日タップリと食べているというのです。

では、どんな食べ方をしているのか見せていただくことにしました。

再び、お邪魔したのは、先ほど田んぼでいきなりクレソンを食べていた諏訪本さんのお宅です。

義理の娘さんが夕食をテーブルに並べていきます。すると諏訪本さん、我慢できずに思わずパクリ。

「今召し上がったのは何ですか? 」

「クレソンです。」

ほうれん草かと思いきや、これはクレソンのおひたし。 茹でたクレソンを鰹節で和えたものだそうです。

つまみ食いをしている間に全7品が出揃いました。おひたし以外ににクレソンは?

キャベツの代わりにクレソンを使った餃子、生ハムとクレソンのサラダ、 クレソン入りのかき玉スープ、 そしてご飯に入ってるこれもクレソンの茎。

諏訪本さんには、歯ごたえが大切なんだそうです。

ということで、①おからとクレソン、②クレソンおひたし、③クレソンご飯、④クレソンの天ぷら、⑤クレソンサラダ、⑥クレソン餃子、⑦クレソンとかきたまスープ、この日並んだ7品の料理には、すべてクレソンが入っていました。

使ったクレソンの量の合計は約120g、市販されているクレソンはだいたいひと束40gなので、これをおよそ2束半も使っていたのです。

クレソンを使った料理のバリエーションはまだまだあります。

クレソン農家はガンに強い体質だった」に続きます。

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