大豆は高タンパク質、低カロリーでコレステロールを全く含みません。乾燥大豆の約33%はたんぱく質で、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
その他、オリゴ糖、イソフラボン、各種配糖体、脂質、炭水化物、食物繊維(不溶性食物繊維が多い) 、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれ、肉や魚に負けない優れた栄養食品です。
大豆は縄文時代の遺跡から炭化したものが出土したことからわかるように、古代から日本人の食生活に密接に関わってきました。
大豆は今や健康食材として世界でも注目される食品となり、調理方法や食べ方も、新たな工夫が加えられ、日常生活に広く取り入れられています。
大豆のタンパク質はヘルシー、その理由
大豆にはその重量の30%以上ものタンパク質が含まれています。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質がありますが、肉から得られる動物性タンパク質は、食べ過ぎると飽和脂肪酸もたくさん取ることになり、動脈硬化やガンの原因になったりします。
一方、植物性タンパク質は飽和脂肪酸はほとんど無く、ヘルシーなタンパク質といわれています。
特に、大豆から摂取するタンパク質は、タンパク質の品質を評価するアミノ酸スコア(アミノ酸の種類が多いほど良い)というもので、最高クラスのスコアと評価されています。
こうした高品質の大豆のたんぱく質は、血管をしなやかにし、弾力性を高める性質を持っているので、脳卒中などの予防に役立っています。
大豆のサポニンは脂肪の蓄積を抑制
大豆は、わずかながら渋味、えぐみを持っています。このような味の元になるのは、低分子配糖体サポニンと呼ばれる成分です。
大豆に含まれるサポニンは、特に大豆サポニンと言われて、血液中の脂肪を少なくしたり、血液中のコレステロールを減らしたり、脂肪の酸化を防ぐといった重要な役目をします。
サポニンを多く含むもう一つの有名な食材は高麗(朝鮮)ニンジンです。
例えば、大豆に含まれるサポニンには、腸で吸収したブドウ糖が脂肪化することを抑制し、脂肪の蓄積を抑え、肥満を予防する効果があります。さらに、血中の悪玉コレステロールを低下させる効果もあります。
大豆で若返り
また、大豆に含まれる大豆レシチンという成分は細胞膜を作る重要な成分で、体のあらゆる細胞膜に働きかけ、細胞を若返らせようとします。
また、レシチンは余分なコレステロールや中性脂肪が血管内にこびりついて残るのを防ぎ、動脈硬化を予防します。
大豆にはビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、老化の原因となる過酸化脂質の生成を阻止してくれます。
大豆のイソフラボンは女性の味方
大豆に含まれるイソフラボンは、ポリフェノールの一種で大豆の中では配糖体として存在しています。
イソフラボンの化学構造は女性ホルモンであるエストロゲンに似ています。
この配糖体が体内でイソフラボンアグリコンという形態に変化すると女性ホルモンのような作用があるといわれています。
このような作用により、大豆イソフラボンは、更年期障害の軽減、骨粗しょう症の予防などに有効といわれています。
但し、医師からホルモンに関係した治療を受けているような人は、サプリメントなどで大豆イソフラボンを摂り過ぎるのには注意しましょう。医師に相談した方が無難です。
まだまだあります大豆パワー
脂肪肝とはアルコールによって作られた中性脂肪が、肝臓に大量に沈着して起こる肝臓病の一つです。
大豆に豊富に含まれているコリンという成分はビタミンB群の仲間で、この肝臓に沈着した脂肪を融かして分解し、体外へ排出し取り除いてくれます。
コリンが不足すると、肝臓に負担がかかり脂肪肝、肝硬変、ひどくなると肝ガンになる可能性もあります。
大豆には食物繊維が100g中16g以上も含まれています。
中でも不溶性食物繊維の量が多く、腸を刺激して便秘の改善、腸内水分で膨らみ食べ過ぎ予防、腸内の善玉菌の餌になり善玉菌を増やすなどの効果があります。
ヘルシー!大豆ミートのから揚げ
大豆まるごとミートは大豆をまるごと100%使用し、大豆の油分を搾油して過熱加圧・高温乾燥させて出来ています。
高たんぱく質でお肉と比べるとカロリーは半分以下、食物繊維やミネラルが豊富です。
もちろん、大豆イソフラボン、ビタミンBや鉄分も豊富に含まれています。
(大豆まるごとミートホームページより)