私達が日常に何気なく頻繁に口にしているキャベツには、体に大変有効な役割があります。
キャベツにはビタミンA、B1、B2、B3、B5、B6、B9、C、K、E、Uなどのビタミン類、カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛などのミネラル類など有効成分をたくさん含んでいる野菜です。
特にキャベツのビタミンUは消化器系の潰瘍修復、解毒作用などに効果があるということで有名で、名前を使った市販薬もあります。
キャベツは薬として使われたこともあります
キャベツは昔は薬として用いられており、古代ギリシャの数学者ピタゴラスもその効用を書物に書いているほどです。
キャベツの原産地は地中海沿岸地方でもともと海辺の植物だったようですが、現在は品種改良されてどこでも育つようになっています。
200種類近い 品種が現在は栽培されているといわれています。これらの仲間に、ケール、ブロッコリー、カリフラワーなど身近なものもあります。
キャベツのビタミンU、ビタミンKは胃腸の修復作用
現代人の代表的な症状として挙げられるのは、ストレスからくる胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍だと言われています。
ストレスがたまってくると、それが原因となって自律神経系がバランスを崩し、食欲不振などの胃腸の変調が起こります。
さらに長時間ストレスにさらされていると、胃腸そのものが胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気になってしまいます。
当然、それらのストレスを排除すれば根本的な治療になるのですが、現代の社会ではそう簡単にはストレスを取り除くことはできません。
こんな時、キャベツは非常に有効な食材といわれています。
キャベツに含まれるビタミンU、ビタミンKにはそんな胃腸の症状を修復して治してくれる、著しい効果があるといわれています。
ビタミンUは体内のタンパク質の吸収を良くし、利尿、解毒作用があり、組織を新しく形成したり、損傷した組織を元通りにするなどの効果があります。
よって、胃や十二指腸などの消化器に関しては、それら消化器の粘膜を再生して、ただれを治し、潰瘍で損傷された胃腸壁を修復するという作用があります。
またビタミンKは出血を伴う潰瘍の出血を止める作用があります。ビタミンKのKは血液凝固と関係あるドイツ語の頭文字とのことです。
出血した際には、出血を止める血液凝固因子ウロトロピンという物質が肝臓内で作られるのですが、ビタミンKはウロトロピンを作るのになくてはならないビタミンなのです。
ビタミンKが不足すると血が止まりにくい状態になってしまいます。
さらにビタミンKは血中のカルシウムイオンを増やし、ストレスを低減する効果も得られます。
神経を鎮める働きのある カルシウムを多く含んだ食品とキャベツをうまく組み合わせて食べるとストレス解消に効果があり、胃潰瘍などの予防になります。
キャベツは骨を丈夫にする
キャベツのビタミンKは骨の形成を促す効果があります。
ビタミンKは血中のカルシウムイオンを増やし、カルシウムが骨に沈着するのに必要なタンパク質を、活性化する効果があるので、骨形成が盛んになり、丈夫で健康な骨作ります。
また、キャベツのビタミンKは、血液へ骨のカルシウムが溶け出して骨を吸収する骨吸収を抑制する効果もあるので、年齢が進み骨形成が衰えてきた時、骨粗鬆症の予防には欠かせない栄養素です。ビタミンKは、骨粗鬆症の治療薬としても使われています。
キャベツの疲労回復効果
キャベツ100gにはビタミンCが40mgほど、キャベツの仲間ブロッコリーには120mgと豊富に含まれています(レモン100gに100mgくらい)。
ビタミンCは疲労回復効果、コラーゲンを作る美肌効果、美白効果、鉄を還元して吸収量を上げる貧血予防効果など様々な効果があります。
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動画後半にはその他発酵食品を使ったレシピも紹介されています。