アボガドはアメリカの気候が良いカリフォルニアで大半が生産されていて、ヘルシーフードとして右に出ることがないほどの地位を築いています。
ダイエットに熱心なアメリカの女性に高い人気の食材です。
日本ではアボガドを刺身にして食べるなどするので、あまり果物っぽくはないんですがアボカドは果物なのです。
アボガドの木は放っておくと30mくらいの高木になるそうです。
日本に本格的に輸入され始めたのは1970年代後半のことなので、それほど馴染みが深いわけでもありません。
それ以前にも、少しは輸入されていたのですが、日本人の口に合わず、広まらなかったようです。
近年は健康食品ブームに乗って、輸入も急増しています。
アボガドは森のバター
アボガドはギネスブックにも世界一栄養価の高い果物としてその名を連ねています。
これは総合的な栄養評価ではなく、100g当たりのカロリーが高いということらしいです。
アボガドは「森のバター」とも呼ばれており脂肪分が20%以上含まれています。
その他に、高タンパク質で、ビタミン、ミネラルは10種類以上含んでおり、コレステロールがほとんど含まれていません。
脂肪分が高いので、果実の中で最もカロリーがあります(100g当たりバナナの2倍以上)。
しかし、この脂肪分はオレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸であり、血中コレステロールを減らす効果があります。
血液の粘性を上げる飽和脂肪酸は脂肪酸のうちの20%程度です。
それでもやはり脂質はカロリーが高いので食べ過ぎには注意が必要です。
アボガドで栄養補給
アボカドにはたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどがバランス良く、豊富に含まれているので、子供たちの成長にとっては非常に優れた栄養源といえます。
タンパク質の中には、メチオニン、トリプトファンなど、子供の成長に欠かせない必須アミノ酸を含んでいます。
当然、大人にも有用な食材です。
また、ビタミンB2、B6は体の代謝を良くし、健康に欠かせない成分です。
アボガドの抗酸化作用
アボガドには抗酸化作用があるビタミンE、ビタミンCが豊富に含まれています。
その他、カロテノイドの一種であるルチンやグルタチオンなどの抗酸化作用のある成分も多く含まれています。
これらの抗酸化性物質は、体内での酸化を防ぎ、内臓の老化、皮膚の老化によるシミやシワなどを防ぎます。
アボガドの糖分は5%程度と果物の中では甘くありません。ほとんど甘味が無い果物といえます。
よって酸化と並ぶ老化現象である、糖化についてはそれほど気にすることなく食べることができます。
糖化とはコラーゲンなどの重要なタンパク質が糖と結びついて、老化促進物質である糖化最終生成物を作ってしまう現象で、コラーゲンの場合、弾力性が失われ、肌のハリが無くなって老化してしまいます。
アボガドで生活習慣病改善
アボガドのカロテノイド:グルタチオンは、特に肝臓で働く抗酸化物質で、アルコールやニコチンなど有害物質の解毒作用を促進します(デトックス効果)。
アボガドには動脈硬化などを予防するといわれるオレイン酸を多く含みます。
また、カリウムも豊富に含まれ、体内から余分なナトリウムを排出するので、高血圧防止にも役立ちます。
アボガドのダイエット効果
アボガドはそれ1個でゴボウ1本分に相当する食物繊維が含まれます。
ゴボウのように調理する必要なく、そのまま食べたらいいので、手軽に食物繊維の補給ができ、便秘の解消、便秘による肌荒れ防止、ダイエットに適しています。
アボガドのオレイン酸は便の表面を油コーティングして便通を良くしてくれます。
アボガドに含まれるリノール酸、リノレン酸はアボガド半個でそのお肌を乾燥から守ってくれます。
さらに、脂肪を分解するビタミンB2が豊富で、無理なく体脂肪を落とせる効果も期待できます。
アボガドの切り方、保存の仕方
カロリーの高いアボガド、半分食べた後、いたみやすいので保存の仕方にコ2019ツがあります。