アロエの幅広い実力、効能とは

キダチアロエアロエは別名「医者いらず」、「医者泣かせ」などと呼ばれています。健康食、家庭の生薬というと、まず真っ先に挙げられるのがアロエです。

家庭で起こる様々な病気の症状の大半は、昔はこれで治せると言われていたほどで、アロエを庭に植えて常備薬にしている家庭も少なくありません。

アロエはユリ科の多年草で、もとは地中海沿岸などに生えていたものです。

その薬効を評価し、広めたのはアレキサンダー大王といわれています。アレクサンダー大王の遠征によって世界中に広まったといわれています。

日本に入ってきたのは鎌倉時代です。ポルトガル人の宣教師が医療用に持ち込み、江戸時代になって広く広まったと言われています。

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アロエの種類

アロエにはトゲがあったり、肉厚な葉であったりして、サボテン科の一種かと間違われそうですが、アロエはユリ科の植物です。

サボテンは茎や幹を多肉化していますが、アロエは葉を多肉化しています。

アロエの種類は世界中に300種類とか500種類あるといわれていますが、すべてのアロエに薬効がある訳ではありません。

200種類以上の有効成分を含み、薬効があるとして、日本で有名なのが、キダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエです。

この中でもキダチアロエ、アロエベラが特に有名で、日本でアロエといえばこのどちらかをさします。

キダチアロエは記事の冒頭の写真のようなもので、「木立ち」というだけに木の幹からアロエの葉が生えているような形のアロエです。

アロエというと皮をむくとゼリー状の組織がたっぷりあるイメージですが、キダチアロエのゼリー状の部分はそんなに多くありません。薬用にする時は、葉全体を擦るなどして用います。

アロエベラは下の写真のようなアロエで、地面から葉が幾重にも折り重なるように生えています。アロエベラのゼリー状組織はたっぷりあって、ヨーグルトに混ぜるなどしても食べられます。

アロエベラ

アロエは胃腸の働きを良くし整える

アロエに含まれるアロインという成分はアロエの表皮に含まれていて、胃の働きを活発にし、大腸内の水分を増やし腸を活発にさせ整腸作用もあります。

アロエエモジンという成分にも、アロインと同じく健胃作用や腸を刺激し、穏やかに排便を促す作用(緩下作用)があります。

これらの成分により、アロエは二日酔いのむかつき、嘔吐、慢性的な便秘などにも非常に効果があります。

さらに、アロエウルシンという成分には抗潰瘍作用、皮膚組織回復作用があり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの症状にも効果を発揮します。

アロエは生でかじるのが1番

アロエの胃腸への薬効を得るために薬効の強い順にいうと、アロエの直接生でかじる、すりおろす、煎じるなどの方法があります。

アロエを生でかじる方法は抵抗を感じますが、効果は一番です。

アロエのできるだけ大きな葉を切り取り、よく洗ってから苦味の少ない葉先からかじってみます。

葉の根元は苦いので、少し慣れてからの方が良いでしょう。食べる量は、葉の長さで4センチぐらいの分量が適当です。

アロエをおろし金ですりおろす方法

生がだめな人は、アロエおろし金ですりおろすか、それを布で絞った液を使用します。ミキサーでジュースにしても良いでしょう。

どちらも最初は小さじ一杯程度を、1日3回に分けて水で薄めて飲みます。

慣れてきたら、飲む量を大さじ2杯ぐらいまで増やすと効果が上がります。

アロエを煎じる方法は継続が大事

アロエを煎じる方法は、生で使う方法より効果は穏やかになるので、気長に続けることが重要です。

アロエの生の葉をきれいに洗い、トゲを取り、薄く切ります。

鍋にアロエと同量程度の水を入れ、火にかけ沸騰させます。沸騰したら弱火にして、全体の量が半量程度になったら火を止めて冷まします。これをガーゼでこして使います。

飲む量は大さじ一杯づつ、1日に2、3回程度で、各自調整しても構いません。調整しながら、気長に続けることが重要です。

まとめて作ったら、蓋のある容器にうつして冷蔵庫で保存します。1週間程なら保存がききます。

アロエでおでき、ニキビ、虫刺され対策

アロエのアロエチンという成分には、抗菌や抗カビ作用、解毒作用などがあり、いろいろな種類の菌に有効です。

アロエを熱湯消毒しアロエの葉をおろし金ですって、その絞った汁を患部に直接つけます。

ガーゼに湿らせて貼っておいても良いでしょう。おできやニキビ虫さされなどに効果があります。

アロエの美肌効果

アロエにはシミやそばかすを薄くし、肌に透明感を与える美肌効果があります。

アロエに含まれるアロエシンという成分には抗菌作用、抗炎症作用の他、ビタミンCと同じぐらいの美白効果があり、紫外線にあたった時できるメラニン色素をつくるチロシナーゼの働きを抑え、シミ・そばかすを予防するといわれています。

また、皮膚のターンオーバーも促進し、既にできてしまったシミ・そばかすを消す効果も期待できます。

重度の火傷にアロエを使うのは要注意

アロエは昔から火傷によく効くということで有名ですが、近年、その使い方には注意を要するということが言われています。

特に水ぶくれが大きくなったような深いやけどに対して、素人がアロエで治療しようとすると、バイ菌が入り込んだりしてかえって火傷を悪化させてしまうケースもあるようです。

こんな場合は医師の診察を受けるようにしましょう。

但し、皮膚が赤くなってヒリヒリする程度のやけどに対しては効果があります。

患部を流水で十分冷やした後、アロエの葉を洗って、熱湯をくぐらせ殺菌したものを使います。

殺菌したアロエの皮を剥いで、中のぬるっとしたゼリー状の部分を火傷の患部に当てておきます。

乾燥しても、さらにアロエの汁をかけ続けると、全く跡が残らないほど綺麗に治ります。

アロエヨーグルトとは

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