ジャガイモは作り易い上に栄養価もたっぷりです!

ジャガイモ

ジャガイモは炭水化物で主食としてエネルギーになる以外にも、ミネラル、ビタミンなどをふくんでいるので、様々な効果が期待できます。

寒さに強く、地下に育つので、手軽に作り易いことなどから、一般市民に食料として普及していったといわれています。

アンデスからヨーロッパへ持ち込まれたジャガイモは世界中に広まっています。

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ジャガイモの生い立ち

ジャガイモは南米アンデスのチチカカ湖周辺あたりが故郷だと言われています。

当初はこのあたりでは主としてトウモロコシが食べられていたと思われていたのですが、その後の研究で、ジャガイモが主食だったのではないかという説が出てきて、議論されています。

ジャガイモは寒冷地でも育つ植物で、現在でも野生のじゃがいもが3000m以上あるアンデスの高地には存在しています。

15世紀から16世紀にかけて、インカ帝国を滅ぼしたスペイン人が、ヨーロッパへとじゃがいもを持ち込んだといわれています。

当初は花を観賞する目的だったようですが、18世紀ごろプロイセン王国(現ドイツ、ポーランドあたり)が戦争で、飢饉が頻発しました。

その対策として国王の命令で半ば強制敵にジャガイモの作付けが奨励されました。

そして、寒さに強く、地下に育つので、作り易いことなどから、一般市民に食料として普及していったといわれています。

さらに、18世紀には北アメリカへも、ヨーロッパから持ち込まれ、独立戦争時の食料としても広がりました。

日本へも、17世紀ごろオランダから長崎へ入ってきたそうですが、あまり普及しませんでした。

18世紀になってから、北海道へ持ち込まれ、寒冷な気候も適していたこともあり、北海道の開拓と並行して生産が増えていきました。

現在、北海道でジャガイモ全国生産量の8割近くが生産されています。

ジャガイモの種類

ジャガイモは国内だけで20種類以上が出回っているといわれます。

それぞれ微妙に違った味や性質をもっています。

有名なのはスーパーなどでよく見かける、男爵イモ、メークインの2種類です。

この2種類はでんぷんの量がちがい、ホクホク、シットリと食感が異なります。

男爵イモのように、熱に弱いデンプンを多く含む品種は、ホクホクで調理時の加熱中に煮崩れがしやすいのでポテトサラダやコロッケなどに適しています。

逆に、メークインのようにデンプンが少なめの品種は、ホクホク感は無いですが、煮崩れしにくいのでカレーや肉じゃが、煮物などに適しています。

ちなみに、ジャガイモは地下茎という茎の部分が大きくなったもので、サツマイモは根の部分が大きくなったものです。

ジャガイモの栄養成分

じゃがいもに含まれるおもな栄養成分は、葉酸、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6、カリウム、食物繊維、クロロゲン酸(ポリフェノール)などです。

ジャガイモは、湿気の少ない冷暗所で保存すれば、保存性が高いため、一年中安定した価格で市場に出回っています。

また、デンプン以外にも上記の栄養素が豊富であることなどから、船乗りたちの食糧として重宝されていました。

ジャガイモの芽

ジャガイモは冷暗所での保存を怠り、日光に当てたりすると、皮が緑色になって発芽します。

この芽や緑色になった部分には、アルカロイドであるソラニンといわれる有害物質が含まれています。

ソラニンを多量に摂取すると、めまい、頭痛、嘔吐、胃炎、下痢、などの中毒症状を起こします。

子供の場合、大人の10分の1程度で中毒症状が起こるといわれています。

ソラニンはジャガイモの皮の部分に特に多く、発芽していないジャガイモでも少量は含まれています。

特に家庭菜園で作ったような小型のジャガイモの含有量は皮にも、内部にも多いとされています。

小型のジャガイモを子供に食べさせるのは避けた方が良いでしょう。

通常、大人でも、よほど新鮮なものでない限り、芽の部分はえぐって、皮は食べない、皮をむいてから洗うなどの操作を行ってから料理することをお勧めします。

ソラニンは水に溶け洗い流されますが、熱には強いので、料理で加熱しても分解して、無くなることはありません。

ジャガイモのビタミンB5、B1で疲労回復、イライラ防止

ジャガイモは炭水化物で主食としてエネルギーになる以外にも、色々な効果が期待できます。

ジャガイモに含まれるパントテン酸(ビタミンB5)は副腎を強くして、ストレスに耐える力をつけ疲労するのを防いでくれます。これがパントテン酸の抗ストレス作用です。

パントテン酸が不足すると、すぐに腰掛けたくなったり居眠りしやすくなったり、夜は不眠に悩まされたいという状態が起こります。

このような症状はジャガイモを摂ることによって改善される可能性があります。

ジャガイモに含まれるビタミンB1を摂取すると、脚気の予防、倦怠感をなくし、疲労を早く回復します。

ジャガイモはカリウム、パントテン酸、葉酸も豊富

ジャガイモには含まれるカリウムが410mg(100g当たり)と豊富に含まれています。

カリウムは体内の血圧上昇要因といわれる、塩分取り過ぎからくる、余分なナトリウムを体外へ排出する作用があります。その結果、血圧の上昇を抑え、生活習慣病に役立ちます。

またカリウムは、体の中の余分な水分を、体の外に出してくれる効果もあり、解毒作用、むくみの解消も期待できます。

ジャガイモのパントテン酸は、耐ストレス性を上げ、葉酸は造血作用を促進し、貧血を治すなどの働きをする成分で、血圧を下げ、貧血予防効果も期待できます。

ジャガイモのビタミンB6は炎症防止、脂肪の代謝アップ

じゃがいもには、ビタミンB6も豊富です。ビタミンB6はタンパク質の合成時に中心となって働くビタミンです。

ビタミンB6が不足すると、虫歯になりやすい、アレルギー反応、皮膚炎、口内炎になりやすい、動脈が劣化して脳出血が起こり易くなります。

ビタミンB6は、脂肪の代謝も促進し、肝臓に脂肪がたまって霜降り肉のようになってしまう脂肪肝を改善する効果もあります。脂肪肝は肝硬変や肝臓がんにまでつながることもあります。

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