ほうれん草の健康パワー|貧血改善と目の健康度アップなど

ほうれん草私達にとって身近な野菜であるほうれん草ですが、栄養という点では野菜の中でもトップクラスの成績です。

緑黄色野菜であるほうれん草には、βカロテン(ビタミンA)をはじめ、ビタミンB類、ビタミンC、 ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、マンガンなど、ビタミン類、ミネラル類をまんべんなく含む、栄養 豊富な野菜です。

ほうれん草は日本には17世紀頃に渡ってきたと言われ、現在では 日本全域で広く 栽培されています。

他の野菜に比べてシュウ酸(アク)が多いことから、カルシウムの吸収を妨げるとか、結石の心配があるなどと言われますが、少し茹でたり、水にさらすとシュウ酸はかなり消失し、栄養価の高い健康食品となります。

特にほうれん草に多く含まれるβカロテンは、皮膚や粘膜を丈夫にして健康を保つほか、抗 酸化作用もあり、細胞の老化を防ぐ効果もあります。

さらに近年スマホやパソコンから発せられるLEDの光から目を守るルテインも豊富で。目の症状に効果的といわれています。

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ほうれん草の鉄、ビタミンC、葉酸で貧血改善

ほうれん草には、血液の赤血球の成分で酸素を運ぶヘモグロビンの材料となる鉄に加え、還元剤として鉄を吸収されやすい形にして鉄の吸収を高める働きをするビタミンCや、鉄と協力して造血組織でヘモグロビンを形成する葉酸(ビタミンCで活性化される)も豊富に含んでいるため、貧血の予防に最適な野菜であるといわれています。

日本の女性の3人に1人が貧血である、というような報告もあり、特に女性の方は貧血予防、改善にほうれん草を摂取することをお勧めします。

ほうれん草のクロロフィル、カリウムで生活習慣病の予防

ほうれん草には葉緑素の色素であるクロロフィルが豊富です。

クロロフィルは血液中の悪玉コレステロールを減らし、同時に善玉コレステロールを増やす作用があるといわれていて、血液がサラサラになり、動脈硬化の予防に効果的です。

ほうれん草にはカリウムが490mg(100g中)も含まれ、これはナトリウムの40倍以上です。

カリウムは、血圧上昇と関係しているといわれる余分なナトリウムを体外に排出する働きがあるため、血圧を下げ高血圧を予防する効果が期待できます。

ほうれん草のβカロテンで粘膜を強化、免疫力アップ

ほうれん草に含まれるβカロテンはビタミンAの前駆体でもあり、体内でビタミンAにも変化します。

βカロテンは粘膜を丈夫にし、ウイルスの侵入をブロックします。風邪だけでなく、病気全般の予防に役立ちます。

βカロテンの抗酸化作用によって体内の活性酸素の働きを抑えることにより、細胞の損傷を防ぎ、がん細胞が発生するリスクを下げる効果が期待できます。

βカロテンとビタミンAは粘膜を増強する力を持っています。

粘膜が炎症して起きる口内炎や歯茎の腫れなど、ほうれん草によって、口内の粘膜のトラブルを改善する効果が期待できます。

<参考>

ほうれん草などの野菜に含まれる、カロチノイド(色素)の一種であるβカロテンは、ビタミンAの前駆体(体内でビタミンAに変換される物質)の一種で、プロビタミンといわれます。

ビタミンAとはレチノイドといわれ、レチノイン酸、レチナール、レチノールを総称した名前です。

この内レチノイン酸は作用がきつく、医師の処方箋がなければ使えません。3つの中で作用が穏やかなのがレチノールで、化粧品などに配合されるビタミンAは大抵レチノールです。

βカロテンは、体内でビタミンAが不足した時だけ、ビタミンAに変換される、優れた栄養素なのです。

ビタミンA、ビタミンEなどのビタミンは脂溶性のビタミンといわれ、過剰に摂取すると簡単には分解されず、肝臓に負担がかかり、副作用(頭痛や吐き気、発疹など)を起こしかねないデメリットがあります。

さらに、ビタミンA(レチノール)は、妊娠初期に過剰にとると、奇形児が生まれる可能性があるともいわれています。

(ビタミンCやビタミンBなどは水溶性のビタミンといわれ、過剰に摂取しても過剰分は尿に溶けて排出されるため、副作用は少ないといわれます。)

βカロテンはそのデメリットを解決してくれ、ビタミンAが不足した時だけビタミンAに変換されます。

体調管理が重要な妊娠中の方や、ビタミンAをサプリメントなどで摂取を考えるなら、βカロテンでの摂取の方が、理想的といえるでしょう。

厚生労働省では、βカロテンは過剰摂取による副作用がないため、βカロテンそのものの推奨摂取量は規定されていません。

ほうれん草のβカロテンとビタミンEで美肌効果

ほうれん草のβカロテンの抗酸化作用、粘膜を増強する効果は、皮膚の発育を正常に保ち、肌のカサつきや肌荒れの改善効果に期待できます。

老化の原因とされる活性酸素の生成も抑制してくれます。

さらに、ほうれん草には、若返りのビタミンといわれるビタミンEや、肌の弾力性を保つコラーゲンを作る時に必要なビタミンCも豊富で、美肌に効果があるといわれています。

目の健康を守るルテイン

ほうれん草には、網膜組織の元になるビタミンAが、βカロテンとして豊富に含まれています。

ビタミンAが不足すると、光を捉える網膜の働きが鈍くなり、薄暗いところで、極端に視力が低下してものが見えづらくなる夜盲症になります。

ほうれん草はこの夜盲症に効果があります。

さらに、近年、ほうれん草に含まれるカロテノイド(橙色色素)「ルテイン」はパソコンやスマホ、照明器具などに利用されているLED光源から放出されるブルーライト(A紫外線より少しだけ波長が長い高エネルギーの光)が目に入って、目の中で活性酸素を発生させる光刺激から目を守る効果があると期待されています。

ブルーライトの刺激で発生する活性酸素は、一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)と呼ばれ、体内酵素などで簡単には消去できない活性酸素です。

さらに、「ルテイン」は加齢によってリスクが高まる、「黄斑変性症」の予防にも効果があることが分かってきて、加齢による眼科系の疾患に、ほうれん草などの緑黄色野菜が効果的であるといわれています。

<参考>現代人とブルーライト

私達が暮らす上で欠かせないものに照明があります。古くはロウソクやランプの光、エジソンが発明した白熱電球、蛍光灯、ネオンサインなどと進化してきて我々の暮らしを照らしてくれています。

そして、最新の照明の主流は白色LEDライトといわれ、省エネで長寿命ということで、どんどん古い照明が白色LED照明に置き換わっています。

実はこの白色LED照明に使われている青色LEDが紫外線並みにエネルギーが強いブルーライトを発するといわれ、目の健康にとっては非常に良くない照明なのです。

LEDは発明当初は赤色LED、黄色LEDが登場し、性能をアップしていったのですが、赤や黄色では一般の照明ライトにすることはできないので、機械の表示灯など狭い応用範囲しかありませんでした。

高性能の青色LEDが開発されないと、光の3原色がそろわず、照明に使える白い色の光が得られないからです。

しかし、ノーベル賞を受賞した日本人の科学者の努力で、高性能青色LEDが開発され、一気にLED照明の市場が広がったのです。

現在我々が目にしているLEDの白色光には、ほとんどすべて青色LEDが使われています。青色LEDと黄色の蛍光体を組み合わせたり、赤や黄色のLEDを組み合わせて白色を得ています。

即ち、全てのLED照明には青色LEDが使われ、そこからブルーライトが出ているのです。

当然パソコンのバックライトにもLED照明が使われるものが増えてきています。

現代人の、ブルーライトの浴び方は、LEDの存在しなかった時代と比べると、比較にならないほど増えているといえます。

ほうれん草と食材の相性とは

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